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高木徹(外科学第二講座/浜松医科大学)


2024年7月、パリオリンピック開幕に先駆けて、妻と生後2ヶ月の我が子が里帰りから浜松に戻り、私の1ヶ月間の育休が開幕しました。

取得にあたっては、3ヶ月ほど前から上司に相談し、許可をいただきました。私は大学院生のため、もともと入院患者さんの診療はしていませんでしたが、外来・内視鏡業務は所属する下部消化管外科の先輩・同僚に交代していただきました。また、出産の際は外勤も先輩・同僚に交代していただき、おかげで札幌での我が子の誕生に立ち会うことができました。

育休中は、既に2ヶ月以上育児をしてきた妻に全てのことを教わりながら、ミルクやお風呂、寝かしつけなどを交代で行いました。この前はこの揺らし方で寝た、この前はこの歌を歌ったら寝たと、毎晩試行錯誤の連続でしたが、たまに見せる我が子の笑顔は金メダル級の輝きで、全ての疲れを吹き飛ばしてくれました。また、頑張る妻の笑顔を引き出すのも大事な役割だと思い、子供をあやしつつ妻の小笑いを稼ぎに行ったりもしました。打率はそれなりでしたが…。

さて、この1ヶ月で感じたのは、我が子が本当にかわいいということです。当たり前のことかもしれません。しかし、育休をいただきずっとそばにいることができたため、様々な表情が見られたり、新しい発見に出会うことができ、かけがえのない時間を過ごすことができました。

育休取得につきまして、この場をお借りして第二外科の皆様に御礼申し上げます。