川田三四郎先生の下記論文がAnnals of Gastroenterological Surgeryに掲載されました。

論文タイトル：Preoperative geniohyoid muscle mass in esophageal cancer patients is associated with swallowing function after esophagectomy

川田先生　おめでとうございます！

食道癌の手術後には、嚥下機能の低下がしばしば発生します。今回、手術前のCT検査画像を用いておとがい舌骨筋の大きさを評価しました。術後に嚥下機能が不良であった群は有意に術前のおとがい舌骨筋面積が小さいことが分かりました。術前に嚥下機能低下のリスク評価をすることで、適切な術後ケアの実践、合併症の軽減につながることが期待されます。

浜松医科大学外科学第二講座では、リハビリテーション科などとも協力しHamamatsu perioperative care team (HOPE)を発足させ、手術後の患者様の早期回復に向けて積極的に活動しています。今回の研究もHOPEの活動の一環として行われました。本論文の執筆に際して、竹内教授をはじめ、外科学第二講座およびリハビリテーション科のスタッフの皆様から多くのご支援を賜りました。ここに心より感謝申し上げます。

川田　三四郎　拝