曽根田亘先生の下記論文がAnnals of Gastroenterological Surgeryに掲載されました。
曽根田亘先生の下記論文がAnnals of Gastroenterological Surgeryに掲載されました。
論文名:Comparison of surgical outcomes and postoperative nutritional parameters between subtotal and proximal gastrectomy in patients with proximal early gastric cancer
曽根田先生 おめでとうございます!
上部早期胃癌に対し、噴門側胃切除と幽門側胃切除(胃亜全摘)のどちらを実施するかは手技の安全性や術後短期成績、機能温存、術後栄養状態の変化等の観点から最近重要なトピックスとされています。
本論文では、フォローアップに用いられたCT画像から体組成の推移を比較し、どちらが至適な実施術式であるかを検討しました。胃亜全摘は噴門側胃切除と比較して術後3年間の体重、筋肉量の推移が良好な結果となりました。噴門側胃切除では術後吻合部狭窄がより高い頻度で認められましたが、副次的解析では吻合部狭窄の有無は体重減少に及ぼす影響が少ないことが示されており、複合的な要因がこれらの結果に影響を与えているものと考えます。
本論文は筆者が静岡がんセンターに国内留学中に執筆したものになります。ご指導いただきました静岡がんセンター寺島雅典副院長をはじめ、国内留学の貴重な機会を下さりました竹内裕也教授、静岡がんセンター胃外科の皆様にこの場をお借りして心より厚く御礼申し上げます。
曽根田亘
論文名:Comparison of surgical outcomes and postoperative nutritional parameters between subtotal and proximal gastrectomy in patients with proximal early gastric cancer
曽根田先生 おめでとうございます!
上部早期胃癌に対し、噴門側胃切除と幽門側胃切除(胃亜全摘)のどちらを実施するかは手技の安全性や術後短期成績、機能温存、術後栄養状態の変化等の観点から最近重要なトピックスとされています。
本論文では、フォローアップに用いられたCT画像から体組成の推移を比較し、どちらが至適な実施術式であるかを検討しました。胃亜全摘は噴門側胃切除と比較して術後3年間の体重、筋肉量の推移が良好な結果となりました。噴門側胃切除では術後吻合部狭窄がより高い頻度で認められましたが、副次的解析では吻合部狭窄の有無は体重減少に及ぼす影響が少ないことが示されており、複合的な要因がこれらの結果に影響を与えているものと考えます。
本論文は筆者が静岡がんセンターに国内留学中に執筆したものになります。ご指導いただきました静岡がんセンター寺島雅典副院長をはじめ、国内留学の貴重な機会を下さりました竹内裕也教授、静岡がんセンター胃外科の皆様にこの場をお借りして心より厚く御礼申し上げます。
曽根田亘